アルヴィス年少女性用制服のスカート丈は短い。 膝上何センチというより、股下何センチ、と表現した方が良い位に。 スカート 常々、総士はそのスカート丈は問題では無いかと思っていた。 いくらアルヴィス内はエレベータ・エスカレータが多いとはいえ階段等がないわけではなく、女子の後ろを歩いていたらうっかり"見えて"しまう、といった事がないわけではない。 誰が見られ見てもどうでも良かったが、一人だけそうはいかない人物がいる。 彼の恋人の真矢である。 彼女のしなやかな足でさえ他の男に見られるのが嫌な少年にとって、スカートの中―といっても、スパッツは着用しているのが普通―など言語道断。 先日、スターになりたいと学校を騒がせた後輩が、やはり"たまたま彼女のを見て"しまったところを目撃した総士は、すみやかに制裁を下した。 ちなみに、ラッキーでアンラッキーな某後輩は、本日原因不明の体調不良により学校・任務を欠席している。 それらの事柄から、スカート丈をますます問題視した戦闘司令官なのだが、彼はふとそれの長所に気がついた。 「役に立つとは思わないか、真矢?」 「え……? な、にが……あっ、あぁん!」 膝の上で、少女の肢体が跳ねる。 もっとも、それは総士が彼女を突き上げたせいだ。 真矢も総士も服は着たまま、必要最低限のところだけを肌蹴て、繋がりあっていた。 「スカートだ。これだけ短ければ、"こういう時"脱がせなくても出来る」 自分の重さで男を深く受け入れさせられている真矢は、苦しそうに首を横に振る。 彼女の美しい肌を見、触るのは総士とて嫌いではなくむしろ好きだったが、たまにいつもと違うシチュエーションでやるとひどく興奮するものだと、初めて知った。 それはきっと彼女も同じなのだろう。 上に乗る真矢の中は、ひどくきつくて、熱い。 服越しに腰を撫で、ぴくりと震える真矢に口付ける。 絡まりあう舌は、互いにどこか甘えているような感があった。 「んん……っ……」 くぐもった声に誘われるように、総士が動き出す。 たまらず真矢はのけぞり、反った首に少年が噛み付いた。 「だめぇっ……奥、壊れちゃう……っ」 激しい突き上げとそれによる快感に悲鳴に近い嬌声があげ、涙を零す真矢。 少年は少女をしっかりと抱き締めて、果てを目指した。 以来、彼は短過ぎるスカート丈に思うものをなくし。 以来、彼女は短過ぎるスカート丈に思うものを持ったという。 思い悩んだ少女が、制服をスカートからズボンに変更しようと考え、恋人に丁寧に説得されたというのは、後のお話。 |