この話は「裏」要素に溢れています。
18歳未満の方、意味を解さない方、嫌悪される方はお戻りください。
閲覧は自己責任でお願いします。読んだ後の苦情は受けかねます。





















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 ツナと骸のバレンタイン。撮影現場。
「はい、じゃあ三人にチョコね」
「わぁっ。可愛いです〜」
「髑髏がついてる……」
「京子ちゃん、どうかした?」
「い、いえ」
「? じゃあ撮影に入りまーす!」
「ツナさんとビアンキさんとリボーンちゃんはいないんですかー?」
「骸様……」
「あの人達は別なのよ。ほらほら、花の娘達はスタンバイ!」

「んー。京子ちゃん、なんだか表情が硬い? 手でスカート押さえてるし。あ、でも好きな人にチョコレートを渡すのに緊張するっていうのも良いよね!」
「王道ですね〜」
「笑顔でチョコを持つのも良いですけど、憂い顔もソソるものがありますねェ」
「うわ。ちょっとアンタ、鼻の下伸びてる!」
「はーい。じゃあそんな感じで三人ともいってみよーっ」

「「「お疲れ様でしたー!!」
「お疲れ様でしたーっ」
「お疲れ様です」
「楽屋で着替えてくださいね」
「は、はい」
「ありがとうございました」
「お疲れ様、でした」



++選択++
楽屋で待っているのは?


雲雀    




















「やあ、お帰り」
 楽屋の扉を開けた京子を、湯飲みを持った雲雀が迎えた。
 撮影所の控え屋なんていう落ち着かない場所でも彼は涼しい顔。茶を啜る姿は部屋の主の佇まいだ。
 大きな部屋の中央を薄い壁で仕切り、無理矢理一人用と二人用にしたという室内は更衣室もある為さほど広くは無い。左手でスカートを押さえ、涙目で京子が雲雀に詰め寄る。
「ひ、雲雀さん……っ!」
「何?」
「酷いです、雲雀さんっ。さ、撮影大変だったんですよ」
「ふうん」
 雲雀は綺麗な顔ににやにや人の悪い笑みを浮かべ、震える少女の体を上から下まで眺める。段々と頬の色が鮮やかに赤くなる京子はぶるりと大きく体を揺らし、キッと恋人を睨んだ。
 雲雀は口角を上げたまま湯飲みをテーブルに置くと、手を目の前に立つ京子の短いスカートを掴んで素早くめくった。露わになる白い胴体。本来ならば穿いているはずの小さな布地が無い。
「雲雀さん!!」
 悲鳴を上げた京子が珍しく眉を吊り上げる。雲雀はすべらかな足やまろやかな臀部を撫で、さすがの京子も距離を取ろうともがくが男の手が腰に回っていて逃げられない。
「や、やめっ」
「あまり大きな声を出すと隣に聞こえるんじゃないの?」
 ハッと京子は顔を上げる。楽屋を割り振られた時、隣に大きめの掛け声をすれば届いて、無理をすれば会話も出来ると分かって、ハル達と遊んでいたのを思い出した。
 声を抑えた京子に雲雀は機嫌の良い猫みたいに喉を鳴らす。短いスカートを前の方に引っ張って少し捲くり、頭部を潜り込ませた。
「ひゃ!」
 薄い腹部をざらついた舌が舐める。へその周辺をぐるりと回り、時々はあまりついていない肉を甘噛みし、京子の腰を抱える腕の先は好きに服や肌の上を滑った。
「撮影中、興奮したんじゃないの?」
「そんな事っ」
 否定した京子はあっさりと雲雀が頭を出し、自らを見上げてきた事にぱちぱちと瞬きを繰り返す。その隙に雲雀は少女の中に指を滑らせた。くちゅり、と小さな水音がした。
「ワオ。濡れてるね」
「ちが……!」
 雲雀の指が京子の中をやわやわと割り広げる。花芽にも触れられ、足に痺れに似た震えが走った少女は、力が入らない腕を無理矢理動かして雲雀の体を突き離した。
「もう着替えます!」
 部屋の隅に申し訳程度に備え付けられた更衣室へ逃げ込む。ジャッと勢い良く閉められたカーテンで小さな閉鎖空間となった。しかし、そこの壁面の鏡に映った男の姿に京子は目を見開く。
「逃げるところを間違えたね、京子」
 感じてしまう恐怖から壁にぺったりと背をつけた少女は、接近する雲雀から視線を外したままへなへなとその場に座りこむ。体育座りのような格好は隠されていない大事な場所を見せてしまうが、そこは京子がスカートに手をやってすかさず隠した。
 雲雀は黒い瞳に欲情を溶かしてその場に膝をつく。
「このマーク、シールなの?」
 言いつつ、閉じた足を抉じ開けて間に体を滑りこませ、左の太股を抱えて内側に舌を這わせる。
「刺青だったら風紀違反だよ」
「違います、タトゥーシールですっ」
「ふぅん。じゃあ落とさなきゃね」
 赤いハートを、赤い舌がれろっと冒す。何度も舌が往復して、自然と京子の息は上がり出した。ピンク色の布地を引っ張る力が弱まった事を見た雲雀は、タトゥーシールから舌を上へ滑らせていく。
 左足を抱えている腕を伸ばし、あっさりと京子の手をどけると、先程よりも明らかに湿り気を帯びている秘所に唇を近づけた。
「あぁっ」
 雲雀と壁の間で背を反る京子の反応はいつもより過敏だった。試しに右手を伸ばして秘芯に触れると、あまりの熱さと溶け具合にすんなりと指が入っていく。一本、二本と増やしても、彼女は痛みの混じらぬ甘い声で鳴いた。
 京子が零す蜜を飲み干して、秘所をいじる指を三本にしながらその場に胡坐をかく。更衣室の布地の床に爪を立てる少女は、潤んだ目で雲雀を見上げた。
「あ、だ、め……こんな、ところ、じゃ」
「まだ言うんだ」
 体内に潜っている指をバラバラに、内壁を掻き毟るよう動かす。敏感なところを上手く抉ったのか、少女の体が痙攣した。
「イっちゃった?」
 ぴくぴく震える京子の耳に息を吹き込み、ぼんやりと半眼の彼女がそれでも拒否の言葉を紡いだ。
「ひばり、さ。や……衣装が、汚れちゃ、う」
「じゃあ君が持っててよ。汚したら困るんでしょ?」
 濡れた指を舐めて、ほら、と強要する。窮屈さを訴えていた自身を取り出すと、熱で理性の蕩けた京子が、困ったように雲雀を見た。
「おいで」
 京子がどう言っても、体はもう後戻り出来ないほど昂っている。それを分かっている雲雀が目をやれば、彼女は顔を下に向け、そろそろと衣装に手を伸ばした。
 ゆっくりと上がっていくピンクのスカート。細い足に淡い茂み、真っ白な胴体。自ら服を持った京子に笑んで、雲雀は右手を伸ばす。
「ほら。ちゃんとこっちに来ないと出来ないよ」
 今にも崩れ落ちそうな右足をさする。京子は観念したのか、よちよちと膝で歩いて雲雀の元へ辿り着いた。
「良く出来ました」
 雲雀はうっとりと満足げに言い小さな身体を引き寄せる。自分の足の上に跨がせて、間髪入れずしとどに濡れた秘所を貫いた。
「あぁっ!!」
 性急な挿入に仰け反る背を手で押さえ、ずぶずぶと身体を沈めさせていく。いつもより時間をかけて解していないそこはややキツいが、雲雀の硬いものを蠢いて受け入れる。下から緩急をつけて突き上げると、京子の腰が揺らめいた。
「ワオ」
 舌なめずりをして、雲雀は動きを激しくする。と、そこへ、リズミカルなノックの音が響いた。
「京子ちゃーん?」
「………………いない?」
 隣室に入るはずのハルと髑髏の声が扉越しに聞こえ、行為に溺れていた京子が身体を強張らせる。服を掴みつつ雲雀のシャツも握っている両手が小刻みに揺れていた。
「うーん。どこかへ行ってるんでしょうか?」
「そうだね。まだ時間があるし」
「でもドアが開く音しませんでしたよねぇ。聞こえるのに。京子ちゃん?」
 ガチャという耳障りなドアノブが回る音がし、「はひ!? 開きました!!」「でも、いない、ね」という会話が聞こえる。腕の中の京子の怯えた顔は加虐心を煽る。雲雀は青い顔の京子に深く口付け、深く彼女の中を突いた。
「!?!」
 元から大きな目を丸くして雲雀を見る少女に男の興奮は加速する。
「今、何か聞こえた?」
「いえ。ハルにはなにも」
 二人は更衣室のカーテンのすぐ傍にいるらしい。これはいよいよ気付かれるかと雲雀が思い始めた時、第三の声が滑りこんだ。
「三浦さん、クロームさん、沢田さんがお呼びですよ」
 雲雀の良く知る部下の言葉に、少女達はあっさりと扉の出口へ向かったようだ。気配が遠ざかる。扉が静かに閉められた音がした。
 緊張していた京子の身体から力が抜ける。完全に雲雀に体重を預けてきた彼女の髪を左手で撫で、背中を抱えながら捏ね回すように腰を動かす。
「っっ!」
「安心するのはまだ早いよ」
 脱力して自分では動けない京子を良い事に好き勝手に男は動く。今日一日中様々な物事に翻弄されていた少女は、最後の力で声を抑え、されるがままになるしかなかった。
「あ……ああっ……や、っも、だめぇ……!」
 きゅうきゅうと締め付ける京子の中に雲雀も熱い息を零し、目の前で踊る小さな耳朶にねっとりと舌を這わせ、言った。
「汚しちゃ困るんでしょ? 一滴残らず、しっかり受け止めてよね」
「!?」
 その言葉の意味を解し拒否する前に雲雀はずんっと一際奥を強く突き上げ、京子はその衝撃で大きく背を撓らせた。
「ひ……ゃあァァ……!!」
「……っ……」
 絶頂を迎えた締め付けに、雲雀も自身の熱を先程の発言通り京子の中に叩き付け、腰をゆすって最後まで注ぎ込んだ。
 狭い体内に納まりきらなかった白濁が、重力に従って秘所から溢れるのが感触で分かる。
「……あぁ……」
 陶酔とも悲嘆とも取れる京子の吐息が、雲雀の首筋に落ちた。


「えっ、京子ちゃん打ち上げに出ないの?」
「体調が悪くなったみたいで……あ、ホラ」
綱吉に説明していたハルは撮影所の出口に視線を遣る。警備員が両脇に立っている自動ドアから、ちょうど件の彼女が――雲雀にぐったりともたれかかり、半ば抱えられて出てくるところだった。
「ダルそうだね」
「心配です〜。雲雀さん達風紀委員さんが送ってくださるそうです」
「おい、ツナ。ハル。行くぞ」
「あ、リボーンちゃん待ってくださいーっ。ツナさん、早く早く!」
「わっ、引っ張るなよ、ハル!」
 少年少女達は、京子の身体が艶やかに染まっていたのを幸いにも見る事は無かった。















「おや。早かったですね」
 楽屋の扉を開けた京子を、雑誌を手にした骸が迎えた。
 スタジオの控え室という京子にとって異世界な場所は、綺麗な顔でミステリアスな雰囲気の彼に良く似合う。
 大きな部屋の中央を薄い壁で仕切り、無理矢理一人用と二人用にしたという室内は更衣室もある為さほど広くは無い。左手でスカートを押さえ、涙目で京子が骸に詰め寄った。
「骸さん……!!」
「はい?」
「酷いです、骸さんっ。さ、撮影大変だったんですよ」
「そうですか」
 しれっと京子の抗議を右から左へ流した骸は、雑誌で口元を隠して顔の赤い少女の身体を舐め回すように見る。ねっとりと質感さえ持っている錯覚に陥る視線に、京子は身体を震わせた。
 色違いの瞳はとても力が強く、じいっと見られると恥ずかしさ一緒に別の感覚が生まれて来る。自然と身体がもじもじ小刻みに動いてしまう少女は、彼に声をかけられてハッと顔を上げ、居た堪れなくなったのか部屋の隅の小さな更衣室へ向かった。
「き、着替えます!」
「ええ、どうぞ」
 薄い板とカーテンで仕切られた密室は、逃げ込んだ京子に安堵をもたらしてくれる。狭い場所はなぜだか落ち着いた。息をついた京子の背後、カーテンの隙間から腕が忍び込む。すうっと太股の裏から臀部を冷たい手袋で撫でられ、少女は震え上がった。
 人の手に触られると、穿くのを許されなかった下着の存在と今日一日を思い出して益々カッカと顔が熱くなる。
「お疲れ様でしたね」
「骸さん……!」
「マッサージでもしてあげましょうか?」
 お尻の柔らかい肉をふにふにと良いように揉みしだく手に京子の息が上がる。マッサージと言いながら、骸の気配も手つきも欲に塗れた獣のそれだ。女性らしいふくよかさを味わった骸は手を身体の前方に回し、ぺったんこの腹部を撫で回す。
「やっ……あ、ひんっ……」
「甘い香りがしますね。僕の好きな……チョコの香り」
 首筋を舐めながら囁けば、京子の体が跳ねた。
 撮影用のピンク色のワンピースの裾を、腕を使ってがばりとめくり上げる。短いスカートはあっさりと京子の胸を覆うブラジャーまで露わにした。
 右手で臍の辺りを何度もひっかき、左手でブラジャーをずらして膨らみの下側を撫でる。胸を弄ぶのはそのまま、逆の手を遮るもののない花芯へ滑らせる。
手袋をしたままだったが、構わずまだ綻んでいない場所を撫でた。
「ひゃんっ!」
 皮手袋の感触が敏感な真珠を擦り、京子の背が仰け反る。秘所をわずかに広げると手袋に濡れたものが落ちたのが感じられ、小さく笑みを零して指を進めていく。くちゅくちゅと粘着性の水音が聞こえ始め、少女の白い肌が段々とピンク色に染まってきた。
「はっ、嫌……こんな、とこ、で……アぁっ」
「ここはそうは言ってませんよ。良いんですか、止めても?」
 既に指を二本飲み込んでいる京子の中は熱く潤んで蠢いている。頭を振って否定しようとするので、お仕置きとばかりに親指で花の芽を押し潰す。華奢な身体がビクンと跳ねた。
 弱いところへ強い刺激を与え、熱を昂らせた身体を容赦なく責めていく。狭い秘所を広げるようにぐにぐにと指を動かし、中の良いトコロを抉る。
「っ……うぅ……ハッ……や、め……むく……ッン!」
 腕の中で踊る身体に骸の熱も煽られる。コクリと唾を飲み込み、乾いた喉に一時的な潤いを落とした。左手でベルトを外し、パンツの前を寛げる。すっかり硬くなったソレを蜜に濡れた花芯に宛がえば、少女の四肢が期待で震える。
 すっかり濡れた右手を引き抜くとぐちゅんと卑猥な音がして、色の変わった手袋をはめた手を京子の顎に添える。覗きこんだ瞳はもうこれ以上ないほど酔っていた。
「ほら、こういう時どうすれば良いか教えたでしょう?」
 熱をヒタヒタと花芯にぶつける。陶酔する瞳が濡れて媚びている事に満足して額に唇を落とすと、京子がは、と息を落とした。
「おねが、い、します……骸さんを、くださっ」
「行儀が良過ぎるねだり方です」
「もぉ嫌ぁ……!」
「頑張らないといつまでもこうですよ」
 先っぽを沈めると、小さな身体が熱を求めて腰をずり落とす。
「そうそう。良い子ですよ」
「骸さんの、入れて……っ、も、助けて……っ!」
「まァ、ギリギリ及第点というところですかね」
 もっと直截的なおねだりをさせたかったが、亀頭を包む肉壁に骸も我慢の限界が近い。適当に許して、誘う花芯に自身をゆっくり沈めていった。焦れるような速度で進めると、支えている身体がふるふる身悶える。
「んぅ……っ……」
 ペニスを深くまで収めて少年は息をついた。京子はまだ成長途中なのか元からなのか、その中はともすれば互いに苦痛を感じるほどギリギリの大きさだ。それは裏返せば紙一重の悦楽でもあり、骸を虜にする。
 経験から息を吐いて身体の力を抜こうとする京子の髪を梳き、激しく動き出したい誘惑を抑える。と、そこへ、コンコンとノックの音がした。
「誰が来たようですね」
 途端に緊張した身体に眉を顰め、ふと思いついた考えに骸は口の端を上げる。
 ワンピースに入れたままだった左腕を抜き、もう片腕と合わせて京子の両足を抱え上げた。
「――――ッ!!」
 繋がったままで京子の両足を持ち上げ、あろう事か骸は移動を開始する。いつもの行為とは全く違う振動に少女は悶絶した。
「そう。良い子です。声を上げたら気付かれてしまいますよ」
 楽屋に備え付けの椅子に乱暴に腰掛けて少女に大きな刺激を与えた男は、さすがに汗が浮かんできた顔に悪魔の笑みを浮かべ、扉に向かって大きく足を開かせた。
「んんッ!?」
 両手で口を押さえて嫌だと訴える京子を無理して、少年は涼やかに言い放つ。
「あれぇ? 失礼しまーす」
 声と同時に軽やかに三浦ハルが入ってきた。
 目を見開いて絶望の面持ちをする京子の自分を銜え込んでいる箇所を指で開いて、入室者に結合部が良く見えるようにする。
「……ッ……きつ……」
 ぎりぎりと締め付ける膣に骸は目を閉じ、瞼の裏に白い光が明滅するのを見る。
「あれあれ。今、人の声が聞こえたと思ったんですが……お出かけ中でしょうか?」
「え……?」
 青褪めた顔色のまま目を丸くする京子の右耳を甘噛みし、舌を這わせながら教えてやった。骸の右目では、人体ではありえない数字の刻印が光っている。
「見えてませんよ。残念でしたか? 君のこんな姿を誰かに見せるなんてするわけないでしょう。僕だけのものだ」
「あ……ああ……ぁア」
 自分が入った事でやや変形した腹部を撫でる。放心し、虚ろに母音を繰り返す彼女はなんと愛しい玩具だろう。
「うーん。どこ行っちゃったんでしょう」
 頬に指を当て、首を傾げながら三浦ハルが退室する。丁寧に扉が閉じられたところで、骸は律動を開始した。
「ンあ! あぁ、ぁっ……うっ」
 安堵して身体に力が入らなくなった京子は骸に良い様に揺すられ、苦しさを感じるだろう奥深くまで男根を突きいれる。骸が出入りする度にぐちょぐちょと蜜が滴り落ちた。
 激しくなる挿入に京子の喘ぎが途切れ途切れになり、骸も両腕で華奢な身体をがっちりかき抱いて互いの果てを目指す腰使いになる。
「く……ッきょう、こ!」
 逃げようとする肢体を腕で押さえ、ギリギリまで引き抜いた欲望を勢いよく最奥に叩きつけて受け入れさせた。
「ひぃああああああ―――――っ!!」
 痙攣する内部に、骸は煮えたぎる熱いものを注ぎ込んだ。


「えっ、京子ちゃん打ち上げに出ないの?」
「体調が悪くなったみたいで……あ、ホラ」
 綱吉に説明していたハルは撮影所の出口に視線を遣る。警備員が両脇に立っている自動ドアから、ちょうど件の彼女が――骸の腕に抱かれて出てくるところだった。
「ダルそうだね」
「心配です〜。骸さん達が送ってくださるそうです。だから髑髏ちゃんも帰っちゃうって」
「おい、ツナ。ハル。行くぞ」
「あ、リボーンちゃん待ってくださいーっ。ツナさん、早く早く!」
「わっ、引っ張るなよ、ハル!」
 少年少女達は、京子の身体が艶やかに染まっていたのを幸いにも見る事は無かった。












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